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標準でゼロエネ以上 未来品質の家造り

住宅メーカー各社、さまざまなZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を展開してきているが、業界としての『共通認識』がなく、統一的な評価ができない状況にあった。この優良誤認も招きかねない状況に「メス」が入った。

経済産業省 資源エネルギー庁 ZEHロードマップ検討委員会にて、定性的な定義が決定。ZEHは【ゼッチ】と読む。2050年には新築はすべてZEHにする。というロードマップが決まっている中、住宅の一次エネルギー消費を正味ゼロにするには、再生可能エネルギー(太陽光発電など)の導入が不可欠だが、都心部の狭小住宅や一部地域では、十分な日射量がなかったり、太陽光パネルを十分に載せる屋根面積が限られるなど、物理的に実現困難な状況もあった。ここ北海道の豪雪地域でも、「本州とは光熱費が比べ物にならないほどかかるし、冬は雪が積もるから、不可能では?」と考えている事業者も少なくなかった。

今回決まったZEHとは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」とする【資料5】
今回決まった内容の中で「エネルギーを75%削減できていれば、いい線行ってるのでゼロエネと呼ぼう」と決まったことは、北海道の豪雪地域でもゼロエネ住宅の普及が進むのは良いことであるが、と同時に
ゼロエネ住宅=ほんとのゼロでなくても良い。と言うところがまた、消費者にとって判断しにくいこととなるだろう。
ただ、断熱性能が「UA値=0.4」が最低ライン。太陽光をのせる前に設備等ですでに20%削減。など、具体的に決まったことで、お家の性能はわかりやすくなったとも言える。

そこで気になるのが竹中組、弊社の性能である。この数値が決まったことで、今後は「0.40でOK。これ以上向上させる必要はない」とする事業者が多くなるであろうし、UA値=0.4まで断熱性を向上させるには、いくら位費用がかかるかも把握したいところだ。

直近10棟の性能を振り返ってみた。

A邸      UA値0.36 吹き抜け有  認定低炭素住宅適合済み  
削減エネルギー 13%
B邸      UA値0.34 吹き抜け有  認定低炭素住宅適合済み  
削減エネルギー 31%
C邸      UA値0.35 吹き抜け有  認定低炭素住宅適合済み  
削減エネルギー 15%
D邸      UA値0.30 吹き抜け有  認定低炭素住宅適合済み  
削減エネルギー 19%
E邸      UA値0.34 吹き抜け無  長期優良住宅適合済み
F邸      UA値0.32 吹き抜け無  長期優良住宅適合済み
G邸      UA値0.34 吹き抜け無  長期優良住宅適合済み
H邸      UA値0.34 吹き抜け有  長期優良住宅適合済み
I 邸      UA値0.30 吹き抜け無  認定低炭素住宅適合済み  
削減エネルギー 19%
J邸      UA値0.32 吹き抜け有  長期優良住宅適合済み


平均UA値=0.331   低炭素住宅の設備等での削減率=19.4%となった。
昔から性能にうるさい社長がいる会社である。モデルハウスではなく、実邸すべてで先の断熱基準を
大きくクリアしていた。さらに、ゼロエネを意識せずとも、約20%近いエネルギー削減も間近であることが分かった。
「2050年にはすべてのお家をZEHにする」と国が総力をあげて取り組んでいる中、標準仕様でその断熱性能を
大きく超えていることから、OB様には安心して暮らしていただけるお家を提供できたと思う一方、
さらなる性能向上を研究しようと思う。




[ 更新:2016-06-12 ]

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